会社で資格取れって言われたけど、勉強する時間なんてないよ~。
毎日、残業残業。帰ってからさらに勉強するなんて、私には無理。
そんな方のための記事です。
結論を言うと、
通勤時間をうまく使えていますか。実は勉強するのに電車の中はうってつけの環境ですよ。
その理由を3つの観点から紹介します。
ノメリコが持っている資格
最初にノメリコこと私が取得した資格について紹介します。一応15年以上、技術系の仕事をしてきましたので、それなりに資格は取ってきました。具体的には以下になります。(ちょっとマニアックです。)
- JIS Z 2305 非破壊試験技術者資格 レベル3×4種目(ET,PT,UT,RT)
- JIS Z 2305 非破壊試験技術者資格 レベル2×2種目(MT,LT)
- ASNT 米国非破壊試験技術者資格 レベル3×4種目(ET,VT,PT,UT)
- AWS-CWI 米国溶接協会 溶接検査技術者
- Fundamentals of Engineer 米国FE試験
後半の3つは米国の資格ですので、試験は全て英語でした。(ちょっと自慢)
各資格の説明はしませんが、一応どれも勉強しないと受からない資格です。ただ、私も皆さんと同じように、仕事から帰ってきて、さらに机に向かうというのはやはりシンドかったです。
そこで、最大限活用したのは通勤時間ですね。通勤時間は以下の3つの観点から勉強をするには最高の環境だと思っています。
- 時間がちょうど良い
- 環境がちょうど良い
- 習慣化しやすい
一つ一つ説明していきます。
理由その1:時間がちょうど良い
時間を細切れにしやすい
人が集中できる時間は15分周期だと言われています。子供だと15分、大人になるとこれが30分や45分に増えていきます。「会議はなるべく30分で収めた方が良い」というのはそういった理由もあります。
ところで、皆さんは電車にどのぐらい乗っているでしょうか。
私は乗り換え2回で合計50~55分といったところです。内訳は、電車に乗っている時間が25分、10分、10分で、その間の乗り換え時間が合計5~10分ある感じですね。ちなみにこれは片道です。
15の倍数というわけではありませんが、この「細切れ感」がちょうど良いのです。
乗り換えの際には自然と体も動かすので、頭も切り替えやすいですよ。
残り時間が計算しやすい
通勤は当然目的地があります。一駅一駅進んでいくと、自然に到着までの残り時間が見えてきます。
やる気・集中力を高める学習法として、タイマー式学習法というものがあります。
これは、何をするにしても人は最初と最後に集中レベルが高まるという心理学の法則を使った学習法のことです。(「初頭効果」「終末効果」と言います。)
この残り〇〇分(〇〇駅分)という感覚が、いわゆる「ラストスパート」を自然とうながしてくれるのです。
このページまで読もうと決めていたときの、残り1駅の集中力はハンパないです。
理由その2:環境がちょうどよい
集中できるノイズ
完全に無音の状態より、ちょっとだけ雑音(ノイズ)が入っていた方が人は集中しやすいと言います。
例えば家で1人で勉強するより、カフェやレストランで勉強した方が集中できる、という人もいるのではないでしょうか。それは、ほどよいざわざわ感が集中力を増している、ということですね。
当然、電車の中でも色々な音が鳴っています。もちろん近くで大声で会話する人がいると困りますが、ノメリコ的には通常の電車の音は「集中できるいい感じのノイズ」になります。
近くに大声で話す人がいたら、私は車両を変えます。
他人の目がある
心理学に「見物効果(観客効果)」という言葉があります。
これは、「他人が見ていることによって、行動の量や質などが影響される」ということです。
観客がいると燃えるぜ!!というやつですね。
自宅ではなくあえてカフェとかで勉強をする、というのもこの効果を狙っていると言えます。
正直誰も見ていないと思いますが「いつでも見られる状態にある」という緊張感が大事ということです。
まさに、電車の中はこの状態にあると言えます。
理由その3:習慣化しやすい
通勤自体既に習慣になっている
通勤は当たり前ですが、仕事の「前」と「後」に必ず訪れます。
残業多くてたまに会社に泊まるから、必ずってわけじゃないよ!!
そういった例外はとりあえず考えないでおきます。
勉強をするのに一番難しいのは何でしょうか。それは「始めるまでの時間」です。
勉強しないとな~。でもメンドイな~。テレビで面白いバラエティやってるから、これが終わってからにするかな~。
なんてことを言ってたりすると、あっという間に1日が終わります。
よく言われるのが、とにかく最初に「ちょっとだけ動いてみる」ことが大事ということ。
例えば、
- とりあえず机に向かってみる
- とりあえず教科書を広げてみる
といったことをすると、いつのまにか自然と勉強を始めてた、なんてことが起こります。
要は、「ちょっとだけ掃除したら、いつのまにか大掃除しちゃってた」とか「一巻だけ漫画読んだら、いつの間にか全巻読み直してた」というのと同じです。これを心理学では「作業興奮」というらしいです。
この「とりあえず机に向かってみる」の代わりが「とりあえず電車に乗ってみる」ということになれば、もう習慣化できたも当然です。
まとめ
まとめると、以下の3つの理由で通勤時間は勉強に最適ということを紹介しました。
- 時間がちょうど良い
- 集中が続くのにちょうど良い時間
- ラストスパートをかけやすい
- 環境がちょうど良い
- 集中するのにちょうど良いノイズ
- 周囲の目があるという緊張感
- 習慣化しやすい
- 最初の一歩がすでに習慣になっている
色々と自己投資が声高に叫ばれる昨今ですが、まずは勉強を習慣化する方法として、通勤時間を見直してみてはいかがでしょうか。
ノメリコの活用方法
最後に、ノメリコこと私の実際の活用方法を紹介します。ちなみに今、私が習得したいアイテムは以下の3つです。
- 英語(最近になって仕事でまた英語を使う機会が増えたので)
- 第三級陸上特殊無線技士資格(産業用ドローンを覚えたくなったので)
- 資産運用ノウハウ(株やら債券やら税金やらの知識を身に着けたくなったので)
まず会社に向かうときですが、スタディサプリという英語アプリを15分-20分ぐらいやります。あとは、2番目の資格試験の勉強ですね。行きは頭がまだ元気なので、特に問題なく習慣化できています。
問題は帰りですね。人が1日でできる「決断量」は決まっているそうです。正直、「決断量」は仕事でほぼ使い切っちゃってますから、帰りはただ聞くだけとか見るだけといった何も決断しない方法がよいです。
ということで、お気に入りのYoutuberの資産運用動画を見ています。
最近は本当に楽しく資産運用を紹介してくれるYoutube動画があってうれしいです。
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